かぼちゃや大きな肉塊を前にすると、少し気持ちが引き締まる
料理をしていると、ときどき“自分だけでは対処しきれない相手がきたな”と思う食材があります。
たとえば丸ごとのかぼちゃや、ずっしりと厚みのあるブロック肉。
普段はそこまで意気込まずに包丁を手にするのに、こうした固い食材を前にすると、自然と握り方が慎重になり、呼吸まで整えてしまうものです。
無理に力を入れすぎると刃が滑ってしまうし、かといってためらっていると余計に危なくなる──
そんな心の小さな緊張を少しほどいてくれるのが、KISEKI: の牛刀です。
刃渡りがしっかりありながら重たすぎず、手首に変な負担がかかりません。
包丁を構えた瞬間に「あ、今日は大丈夫だな」と思わせてくれる安心感があり、固い食材でも落ち着いた気持ちで向き合えるのが嬉しいところです。
固さに負けず刃がまっすぐ入ると、作業そのものが“怖くなくなる”
かぼちゃの表面に軽く当てたとき、まず刃がしっかり食い込んでいく感触があり、そこから押し込むように切り進めてもブレずに真っ直ぐ落とし込める──この動きがスムーズに決まると、それだけで気持ちが軽くなります。
道具のまとまりがいいと、こちらの手が余計なことを考えなくてよくなるので、かぼちゃを分割する作業が「危ない工程」から「落ち着いた一連の作業」に変わっていきます。
ブロック肉も同じで、筋に沿って刃を落としたり、厚みをそろえるために大きく切り分けたりするとき、KISEKI: の牛刀は刃の通りが迷いません。
肉質が変わっても、筋が強くても、刃がねじれないので動きが止まらず、作業の流れが自然に維持されます。
固い食材を扱っていると、いつもより静かな集中が訪れますが、器具が手や指を守ってくれているような感覚があり、“慎重さと安心が同時に成り立つ”という貴重な時間になります。
切り終わった瞬間の達成感が、その日の料理にひとつの物語を添えてくれる
固い食材の下ごしらえが全部終わると、まな板の上が急に広々と感じられます。
切り分けたかぼちゃが整った形で並び、均一にそろえた肉の塊が落ち着いた色を見せている光景を見ると、ただ「料理の準備が進んだ」という以上の達成感が生まれます。
手間のかかる食材は、それを扱えたというだけで料理に小さな物語が加わるように思えるのかもしれません。
KISEKI: の牛刀は、そうした“ちょっとした自信”を静かに支えてくれる存在です。
特に今日のように固い相手が続くと、どれだけ道具が安定しているかでその日の疲れ具合も違ってきます。
切り終わった後、包丁を洗いながら「またこの包丁に助けられたな」と思える時間があり、料理が上達したような気持ちにしてくれる──そんな心強さを持った一本です。
