キッチン周りの油汚れに重曹が定番とされる理由
キッチン周りの油汚れ対策として、重曹が長年使われ続けているのには明確な理由があります。重曹は弱アルカリ性で、酸性の性質を持つ油汚れを中和し、落としやすくする働きがあります。
また、洗剤に比べて刺激が少なく、手荒れしにくい点も日常掃除向きです。
強力な洗剤ほど即効性はありませんが、「汚れを溜めない」「軽度〜中度の油汚れを定期的に落とす」という用途では、非常にバランスの取れた掃除アイテムと言えます。
重曹が向いている油汚れ・向いていない油汚れ
重曹は万能のように見えますが、得意・不得意があります。
調理後間もない油汚れ、薄く付着したベタつき、軽い焦げ付きには効果的です。一方で、何か月も放置された換気扇内部の油汚れや、完全に炭化した焦げ付きには力不足になる場合があります。
重曹は「日常掃除」「予防掃除」に向いている、と理解して使うことで失敗を防げます。
重曹を使ったキッチン周り油汚れ掃除の基本準備
重曹掃除を始める前に、使い方を整理しておくことが大切です。
重曹は主に、重曹水・重曹ペースト・粉末の3通りで使われます。
油汚れ掃除では、粉のまま使うよりも、水と組み合わせて使う方が、素材を傷めにくく失敗が少なくなります。
重曹で落とすキッチン周り油汚れ掃除法4選
◆1. 重曹水でコンロ周りの油汚れを落とす方法
最も基本的で失敗しにくいのが、重曹水を使った方法です。
水200mlに対して重曹小さじ1程度を溶かし、スプレーボトルに入れて使用します。
調理後のコンロ周りや、軽いベタつきが気になる場所に吹きかけ、キッチンペーパーや布で拭き取ります。
油が完全に固まる前であれば、強くこすらなくても十分に汚れが落ちます。
毎日の調理後にこの方法を取り入れることで、頑固な油汚れの蓄積を防げます。
◆2. 重曹ペーストで五徳・軽い焦げ付きを掃除する方法
五徳やコンロ周辺の軽い焦げ付きには、重曹ペーストが向いています。
重曹に少量の水を加え、歯磨き粉程度の硬さにしたものを、汚れ部分に塗ります。
そのまま10〜15分ほど置き、スポンジで優しくこすります。
研磨作用があるため、力を入れすぎないことがポイントです。
重曹ペーストは、初期段階の焦げ付き対策として非常に有効です。
◆3. 重曹+お湯でキッチンパネル・壁の油汚れを落とす方法
壁やキッチンパネルの油汚れは、薄く広がるため見落とされがちです。
この場合は、重曹水とお湯を組み合わせると効果的です。
40〜50度程度のお湯で濡らした布に重曹水を含ませ、上から下へ拭いていきます。
油が温度で緩み、重曹のアルカリ性が働くことで、ベタつきが残りにくくなります。
週1回程度の掃除でも、清潔感を維持しやすくなります。
◆4. 重曹で換気扇フード表面の油汚れを軽減する方法
換気扇内部の頑固な油汚れは難易度が高いですが、フード表面であれば重曹でも十分対応可能です。
まず乾拭きで表面の油を減らし、その後重曹水を吹きかけて拭き取ります。
月に数回この掃除を行うだけでも、油汚れの固着を大きく防げます。
分解洗浄の頻度を減らしたい場合にも効果的です。
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重曹掃除でやってはいけない注意点
重曹掃除で注意したいのは、「粉のまま強くこする」ことです。
ステンレスやコーティング素材では、細かい傷が付く原因になります。
また、重曹を使った後は必ず水拭きを行い、白い粉残りを防ぐことが重要です。
粉残りは見た目だけでなく、新たな汚れの付着原因にもなります。
重曹と他の洗剤との上手な使い分け
重曹は日常掃除向きですが、すべての油汚れを任せるのは現実的ではありません。
軽い汚れは重曹、やや頑固な汚れは弱アルカリ性洗剤、どうしても落ちない汚れは強アルカリ性洗剤、というように役割分担をすると掃除が効率化します。
重曹を「メイン」ではなく「ベース」として使う意識が重要です。
重曹掃除を習慣化するコツ
重曹掃除を続けるためには、完璧を目指さないことが大切です。
毎回ピカピカにしようとすると負担になりますが、「今日はコンロ周りだけ」「今日は壁をサッと拭く」など、小さな掃除を積み重ねることで、結果的にキッチン全体がきれいに保たれます。
重曹水を常備しておくだけでも、掃除のハードルは大きく下がります。
重曹はキッチン周り油汚れ対策の土台になる
キッチン周りの油汚れは、溜めてしまうと一気に手間が増えます。
重曹を使った日常的な掃除を取り入れることで、強い洗剤に頼る場面を減らすことができます。
無理なく続けられる重曹掃除を習慣化することで、キッチン周りは常に扱いやすい状態を保てるようになります。

